免震装置

免震台ASTCRでIT機器を地震の揺れから守ってBCP(事業継続計画)対策

1.免震装置とBCP(事業継続計画)対策

  • 内閣府の事業継続ガイドライン(第一版)では、 企業は、地震災害で被害を受けても、取引先等の利害関係者から、重要業務が中断しないこと、 中断しても可能な限り短い期間で再開することが望まれています。
  • 免震装置は地震発生時に揺れを低減してIT機器を衝撃から守ります。
    免震装置は地震発生時に自社の業務システムの損害を最小限にとどめ、 システムが利用不能になって業務が継続できなくなることを防げるため、BCP(事業継続計画)対策としても有効です。
免震装置とBCP(事業継続計画)対策

2.免震台ASTCRの概要・特長

車輪とレールのシンプルな構造で地震の揺れを低減

  • 向きの異なる車輪とレールにより、水平方向360°どの方向の地震の揺れにも対応します。激しい揺れが起こっても対象物は振動を受け流し、ゆっくりと静かに揺れます。

免震台上の搭載質量に左右されない免震効果

  • 搭載質量に比例した車輪と車軸の摩擦により、揺れを抑える減衰力を得ます。そのため、搭載質量で変わらない免震効果が得られます。許容搭載質量は1トンです。

搭載物の重心が免震台の中心から離れていても問題なし

  • 二方向のレールにより揺れをガイドしているため、地震の揺れの際に過大なネジレは発生しません。

免震台のメンテナンスに専門知識が不要

  • 床に免震装置を設置し、その上にサーバーラック等の搭載物を設置します。免震台も車輪とレールのシンプルな構造のため、手間のかかる調整が不要で、メンテナンスも簡単に行なえます。
免震台ASTCRの外観 免震台ASTCRの構造

3.免震装置ASTCRの導入例

サーバー室のサーバーラック、産業設備や美術品等、資産の保護を目的とした様々なシーンで活用されています。


  • サーバー室のサーバーラック
  • 金型や資材棚等の産業設備
  • 国宝クラスの美術品
  • 等々
免震装置ASTCRの導入例3
免震装置ASTCRの導入例1
免震装置ASTCRの導入例2

4.免震装置ASTCRの製品仕様

製品外観: 免震台ASTCRの外観
型式: SSX-410- 890E SSX-410- 990E SSX-410- 1190E
寸法: 410mm x 890mm x 92mm 410mm x 990mm x 92mm 410mm x 1190mm x 92mm
製品質量: 68kg 72kg 87kg
積載許容搭載質量: 1,000kg
変位: ±200mm